デュアルモニター 配置で悩む前に、映画のハッカー像を捨てたほうがいい
映画のハッカーは、実はかなり誇張されている
映画やドラマで、エンジニアやハッカーがコードを書く場面を見たことがある人は多いはずだ。何台もの画面が並び、コードやプログラムが次々と噴き出しながら、絶えずチカチカと切り替わっていく——まるで同時に四十も五十もの作業が並行して動いているように見える。
だが実際の現場では、そんな書き方をしているエンジニアはほとんどいない(ハッカーについては聞かないでほしい、知り合いがいないので)。私が知っているエンジニアの大半は、モニターを一台か二台しか使っておらず、三台使う人はごく一部だ。機能的人間工学の観点から見ても、あの演出はかなり誇張されている。
全部の画面でコードを書いているわけでもない
さらに言えば、複数モニターを使っていても、全ての画面で同時にコードを書いているわけでもない。多くの場合、一台は参照資料を表示するためだけに使われていたり、何かを監視するためだけに置かれていたりして、実際にプログラムが動いているわけではないことが多い。人間の注意力には限界があり、キーボードも一つしかない。二つの画面を同時に見つめながら、二つのコードを同時に編集できる人はいない——映画はあくまで見栄えのための演出だ。
実際にデュアルモニターを使う本当の理由
それでもエンジニアがデュアル、あるいはトリプルモニターを使うのは、多くの場合、解像度の問題だ。ノートパソコンの画面は小さすぎて、長時間見続けると目が疲れる。さらに、何かを見比べる必要があるとき、二台のモニターは二つのウィンドウを切り替えるよりもずっと速い。視覚快適性の観点からも、画面を切り替える手間そのものが疲労の一因になる。
配置スタイルの比較
| 配置 | 特徴 | 向いている作業 |
|---|---|---|
| 横並び(左右) | 視線移動が水平方向で済む、最も一般的 | 資料参照、コーディング |
| 縦並び(上下) | デスク占有面積が狭い、縦長コンテンツに強い | ドキュメント確認、チャット監視 |
| メイン+サブ(正面・側面) | メイン画面に集中しつつ補助画面を視界の端に置く | 集中作業+通知監視の併用 |
配置を決める基準は「どちらの画面をメインとして正面に置くか」であって、単に台数を増やすことではない。モニターアームを使えば、この正面の位置と高さを後から微調整できるので、最初の配置に完璧さを求めすぎなくてもいい。
正直に言うと、私自身は一台派
少数派かもしれないが、私自身は今でもシングルモニターの方が作業しやすいと感じている。実際に私がデュアルモニターを一番活用しているのは、仕事の場面ではなくゲームのときだ。一つの画面でゲームをして、もう一つの画面で野球やサッカーを見る——これが完璧な組み合わせだと思っている。
配置に迷ったら、まず用途を先に決める
結局、デュアルモニターの配置に正解はなく、正解を決めるのは「何のために二台目を置くのか」という問いだ。コーディング用の参照なら横並び、通知監視ならサブ画面を視界の端に、エンタメ用ならメイン画面の延長として好きな位置に。姿勢矯正の記事でも触れたとおり、結局すべての配置は「自分の首と目がどれだけ楽か」で最終的に決まる。